麺を啜るということ
こんにちは。
地元の電車に乗ったら俺しかいなくて写真取り放題なのを喜ばしく思う反面、この街も滅びるんだなと一抹の悲しさ噛み締めている顔で失礼します。
さて、卒業が決まりました。
思えば1年浪人してまで志望校に入ったのに、ろくに授業も出ず、だからと言って何をするわけでもなく、麻雀が強くなっただけの5年間でした。
5年もあればもう少し何かできたのではないか?そういう気持ちを抱えて最後の春休み、麻雀が強くなっています。
そういった諸々を込めて、
今日は寿がきやを食べます。
10年ぶりに食べます。
肉と卵が入っている一番高いやつにする。
浪人時代の俺は「寿がきやは高い」と隣のはなまるうどんで105円のうどんを啜ったものだが、5年を経て「アルバイト」を覚えたのは大きい。
注文して気付いたが家で親の飯を食べてきたので腹が減っていない。
あと平日の昼だから大丈夫だと思っていたが、
地元の私立高校(偏差値37)の生徒でフードコートが埋め尽くされている。俺を笑っている。
せめて、部活をしてくれ。
勉強が苦手なら、部活に精を出してくれ。直帰をするな。
寿がきやといえばこの変なレンゲだ。
フォーク部分で麺を食べ、スプーン部分でスープを飲む。
確か「スプーク」みたいな名前だった。全く違うのかもしれない。
高校生が俺を見て笑っている。
もちろん箸で食べる。
何がスプークだ。
高校生が俺を見て笑っている。
高校生が俺を見て笑っている。
気付いたら高校生は帰っていた。
そのあと地元の雀荘で身体のでかくて弱い学生と卓を囲み、1300円勝った。
5年間麻雀しててよかった〜〜〜〜!!!!!!
完